おたふくかぜの症状と予防接種を受ける回数について
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おたふくかぜは、耳下腺がムンプスウィルスにより両側または片側が腫れ上がる症状が特徴です。
その他、高熱が出る人もいますが全く症状が出ない人もいます。
おたふくかぜは、飛沫感染や接触感染で広がります。
潜伏期間は2週間から3週間と長く、感染力が非常に強い感染症です。
特に冬から春にかけて流行する傾向があるので、周りでおたふくかぜが流行していたら症状がなくても注意をする必要があります。
おたふくかぜの症状は軽い場合がほとんどで7日から10日で腫れが引き症状が落ち着いてきます。
しかし、稀に重い合併症を引き起こす場合があるので体調の変化に注意が必要です。
重い合併症を防ぐためにも、予防接種を受けることが勧められています。
おたふくかぜの合併症として多いのが無菌性髄膜炎です。
高熱や頭痛、嘔吐を伴いますが予後は良好で2週間程で症状は治まります。
予後の悪い合併症として、突然めまいや耳鳴りが始まる難治性の難聴があります。
その他の稀な合併症として、脳炎や不妊症の原因となる精巣炎や卵巣炎など後遺症を残すものもあります。
重い合併症を防ぐためには予防接種が必要ですが、任意接種のため予防接種の回数は義務付けられていません。
しかし、免疫をしっかり付けるためには2回接種が勧められています。
任意接種の場合は費用が自己負担となるため接種回数を減らしたり、全く接種しない人も多くいます。
接種回数を知らず1回だけの接種で安心してしまう人もいます。
おたふくかぜの重い合併症を防ぐためにも、予防接種の重要性と接種回数をしっかり知っておくことが重要です。