おたふく風邪がうつる期間について等
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おたふく風邪とは急性の感染症の一種で、ムンプスウイルスというウイルスに感染する事で発症します。
感染症の中でも身近なものの一つとして知られていて、実際にかかった事があるという人も少なくないです。
年代や性別等を問わずに誰でも発症する可能性がありますが、患者全体のうち3〜6歳の子供が半数以上を占めています。
ちなみにこの疾患は専用のワクチンが存在しているので、それをあらかじめ接種する事で約9割は発症を防ぐ事が出来ます。
おたふくかぜが発生する原因は上記したようにムンプスウイルスへの感染ですが、感染後すぐに発症するわけではないです。
具体的には感染してから2〜3週間程度の間をおいてから発症するのが特徴で、この間の期間の事を潜伏期間と言います。
おたふく風邪を発症した場合に現れる症状としては、耳下の腫れや発熱、嚥下通等が挙げられます。
特に耳下の腫れは代表的な症状となっていて、左右どちらかもしくは両方が大きく腫れて触れると痛みを伴います。
それ以外にも状態がひどい場合には無菌性髄膜炎や精巣炎、難聴等の合併症が発生する事も少なくないです。
おたふく風邪の治療方法は対症療法が主となっていて、炎症を抑える薬の処方等が行われます。
もしも合併症が発生している場合には、入院をして治療が行われるケースが多くなります。
ちなみにおたふく風邪は感染症なので、人から人へとうつる事も多いためうつるとされている期間は注意が必要です。
うつる可能性がある期間は具体的には、耳下が腫れる数日前から腫れてから4日間程度とされています。
そのため耳下が腫れる前の期間にうつるのを予防するのは難しいので、あらかじめワクチンを接種しておくのが望ましいです。