腫れ等症状が出る大人のおたふく風邪について
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おたふく風邪とは急性の感染症の一種で、ムンプスウイルスというウイルスに感染する事で発症します。
一般的には子供がかかりやすいと言われていて、実際に患者全体の半数以上は子供が占めています。
ただ大人なら発症しないというわけではなく、年齢や性別等を問わずに注意しておく必要があります。
おたふく風邪はムンプスウイルスに感染しても、すぐに発症して症状が現れるわけではないというのが一つの特徴となっています。
この感染から発症までの期間を潜伏期間と言い、症状が現れないので潜伏期間中に感染を察知するのは難しいです。
この疾患は放置をすると精巣炎や難聴等の合併症が起こる事もあるので、出来るだけ早めに病院を受診するのが望ましいと言えます。
おたふく風邪を発症した場合に現れる症状としては耳下の腫れや嚥下痛、発熱等が挙げられます。
特に耳下の腫れは有名で左右どちらか、もしくは両方が腫れて触れると痛みを伴います。
ちなみに大人が発症した場合には子供の場合よりも、症状が全般的に重くなるという傾向が見られます。
例えば腫れが大きく長く続いたり、熱が高くなりやすい等といった特徴を見る事が出来ます。
また大人のほうが合併症を発症しやすいとも言われているので、大人になってからの発症には注意が必要です。
おたふく風邪の治療は対症療法が一般的で、炎症を抑制する薬の処方等で現われている症状の緩和を目指します。
それ以外にも合併症を発症している場合には、入院して合併症を含めての治療を行う場合が多くなります。