おたふく風邪 髄膜炎 症状

重症化しやすいおたふく風邪による細菌性髄膜炎の症状と治療法

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おたふく風邪の合併症のひとつの髄膜炎の症状について説明いたします。
まず最初におたふく風邪はムンプスウィルスにより感染します。
おたふく風邪を発症した人のなかで髄膜炎を合併症するケースがあります。
他にもムンプスウィルスによる中枢神経合併症として髄膜脳炎や脳炎を発症する方もいます。
症状の現れ方として耳下線が腫れが5日ぐらい後に発症する事が多く腫れがなくて発症することもあります。
症状には個人差がありますが成人だと発熱や頭痛や項部硬直や嘔吐などがあります。
子供は症状が出にくいケースが多いです。
病気が進行して発熱状態が続くと意識障害やけいれんや稀に顔面神経麻痺を発症する場合があります。
特に成人では重症化しやすいので注意が必要です。

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次に治療方法について説明致します。
実はおたふく風邪の原因となるムンプスウィルスの治療は特別な方法は存在しない為に対症療法が中心になります。
潜伏期間は二週間から三週間と長めなのが特徴です。
感染経路は空気感染や接触感染があります。
通常のおたふく風邪なら熱を下げる鎮痛解熱剤を使い熱を下げます。
細菌性髄膜炎を併発している場合は重症化しやすいことから症状入院が必要で適切な抗菌薬による治療が必要になります。
まず入院した場合は髄液検査を行い細菌性髄膜炎のタイプを特定しそれに適応した抗菌薬を長期間の投与が必要になります。
最近は耐性菌も増えているので死亡したり重い脳障害などの後遺症が残ることもあるので要注意です。
また治療には発熱により鎮痛剤や解熱剤の投与も必要で場合により脳圧降下剤や抗けいれん剤などの投与することもあります。

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