妊婦がおたふく風邪に感染した場合について
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おたふく風邪とは急性の感染症の一種で、ムンプスウイルスというウイルスに感染する事で発症します。
一般的には子供がかかりやすい感染症として知られていて、実際に患者全体の半数以上は子供が占めています。
ただし大人なら感染・発症しないというものではなく、かかった事のない人は年齢や性別等を問わずに注意しておいたほうが良いです。
おたふく風邪を発症した場合に現れる症状としては耳下の腫れや嚥下痛、発熱等が挙げられます。
特に耳下の腫れは有名で左右どちらか、もしくは両方が大きく腫れて触れると痛みを伴います。
また状態が重い場合には精巣炎や難聴等の合併症が起こる事があるので、早めに病院を受診するのが望ましいと言えます。
前述したようにおたふく風邪は大人でも発症する事があるのですが、妊婦の場合には特に注意が必要になります。
妊婦が発症する可能性は極めて低いのですが、もしも妊婦が発症した場合にはあらゆる影響が出る恐れがあります。
具体的には妊娠初期の場合には自然流産、それ以降の発症だとお腹の赤ちゃんが低体重で生まれる可能性が高まる等が挙げられます。
おたふく風邪の治療方法としては対症療法が一般的で、炎症を抑制する薬の処方等が行われます。
ただ特効薬は存在しないので予めワクチンを接種するというのが、最も効果的な予防法となります。
しかしワクチン接種を希望するのが妊婦の場合には、ワクチンを接種する事が出来ないという注意点があります。
また妊娠前にワクチンを接種した場合には、最低でも3ヶ月以上は妊娠をしないように注意する必要があります。
そのため妊婦やこれから妊娠を希望している人は、病院に相談する等して対処する事が大切です。