おたふく風邪は、炎症反応のため高熱が続く
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子供のうちにかかる病気を代表するおたふく風邪は、流行性耳下腺炎と言われていて、耳に下の周りが腫れてくるために「おたふく」のような顔貌になる感染症です。
このおたふくの原因とされるのが、感染性のウイルスです。
このウイルスに感染することで、口の中にある唾液を分泌する耳下腺が炎症を起こします。
さらに耳の下だけではなく、唾液を分泌する舌下腺や顎下腺なども炎症により腫れてしまうのです。
ウイルスの中でも、ムンプスウイルスというウイルスに感染するとおたふく風邪と呼ばれるのです。
おたふく風邪の多くは、子供のころにかかり免疫を作ります。
大人になるころにはほとんどの人が幼いころに済ませていることが多いのですが、大人になってかかる人もいます。
このおたふく風邪の症状は、大人でも子供でも同じ症状が見られますが。
初期には、耳の痛みや耳の下の腫れが続くので早めの受診が重要です。
その他にも風邪症状に似た鼻水や頭痛なども見られます。
このウイルスは潜伏期間があり、2週間から3週間です。
その後、38度以上の高熱が続く事や本格的な腫れなどが見られてきます。
この高熱が続くのは、身体がウイルスをやっつけるために高熱となり炎症に対して反応しているからです。
その高熱は数日間にわたり続くために、脱水や食欲の減退が見られます。
このおたふく風邪は大人の場合では、症状が強くみられることもあります。
そのために、合併症にも注意が必要となります。
主な合併症として男性なら睾丸炎、女性なら卵巣炎のリスクが高まります。