おたふく風邪は大人の男性は要注意
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おたふく風邪は別名流行性耳下腺炎といい、ムンプスウイルスに感染することで発症する病気です。
小児の場合は予防接種があるため、子供の頃にかかっても重症化せず済むことが多い症状です。
おたふく風邪は名前の通り、おたふくのように耳の下や頬が腫れあがることが大きな特徴です。
その他、腫れた部分の痛みや発熱などがあります。
飛沫感染により感染が広まる為、おたふく風邪と診断を受けた場合は、幼稚園や学校などは症状が治まるまではお休みしなければなりません。
しかし一番怖いのは大人の男性がおたふく風邪にかかった場合です。
大人がかかると子供に比べて重症化しやすく、合併症になる確率が上がります。
合併症は耳下腺が腫れてから一週間前後に起こります。
合併症では無菌性髄膜炎になることがあります。
無菌性髄膜炎になると、高熱と頭痛・嘔吐などの症状が現れます。
特に大人の男性がかかると怖いという理由は、男性が成人してから感染すると精巣炎になりやすいということです。
大人の男性の2から3割に精巣炎の可能性があると言われています。
精巣炎は将来、不妊の原因にもなることがあり、注意が必要です。
その他の合併症では、すい臓炎・心筋炎・胃炎などにかかる場合があります。
おたふく風邪はこれといった治療がありません。
腫れて痛みがある部位にはる湿布と、解熱鎮痛剤で様子を見るということが治療の基本です。
症状が現れたらまず受診しましょう。
そして外出は控え、体を休めることが大切です。